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もくじ
埼玉県の新築マンションを売却、都内に一戸建てを建てた体験談
私は、現在29歳、主婦をしています。
夫と3歳になる娘がいます。私が最初にマンションを購入したのは、婚約をした2010年で23歳の時でした。
そのマンションを売却したのが2015年、28歳の時で、主人の実家近くに新居を構えるためでした。
今回は、私のマンション売買の体験を紹介したいと思います。
①結婚をきっかけにマンションを購入!
マンションを購入したのは、主人と婚約したことがきっかけです。
新居には賃貸マンションという選択肢もありました。
しかし、私も主人も遠方への転勤がない仕事だったことや、主人と私が不動産仲介業に従事していたことから不動産業界の知識があったことから、分譲マンションを購入することにしました。
ポイントは「資産価値が落ないマンションであること」
関連記事→資産価値が高いマンション15選-評価が落ちない高く売却できる物件はどれ!?
遅かれ早かれ主人の実家近くに、新居を構える予定でしたから、売る時に価値が落ないマンションという基準で物件を探し始めました。
価値が落ちないマンションの定義は、「利便性が高く需要のある地域」「築年数の浅いマンション」ということを仕事上認識していたため、この条件にあてはまる、所沢駅から徒歩9分ほどの新築マンションを購入しました。
所沢駅を選んだ理由は、私の実家に近かったことと、数年後に副都心線や東横線に乗り入れることが決まっていたので、これから需要が高まる駅だと判断したことです。
新築にはこだわっていなかったのですが、病院跡地だということで割安で売り出されており、その点について私たち夫婦は特に気にしなかったので、そちらのマンションの購入を決めました。
分譲価格は2,830万円。
共働きでしたが、将来のことを考えて主人の単独名義で購入しました。
フラット35でローンを組み、頭金は30万円、ボーナス払いなしで、月々の返済は8万5千円程。管理費や修繕積立金をいれて、月々10万5千円程の支払いでした。
この金額の家賃であれば、所沢駅周辺では50平米、2LDK程の広さが一般的でしたが、購入したマンションは70平米超え、3LDKの広さがありました。
なにより新築でしたので、ディスポーザーや24時間換気、宅配ロッカー、オートロックなど充実の設備が備わっている点が良かったです。
このような設備があることも、価値が落ないマンションと判断した所以です。
住んでみても、やはり分譲マンションならではの住み心地の良さがありました。
備わっている設備が便利なことはもちろん、上下左右の生活音などはほぼしませんし、機密性も高い。
賃貸マンションにも住んでいたことがありますが、生活を送る上での快適さには大きな違いを感じました。
これから始まる新生活、自分たちが選んだマンションで快適に始められるという期待感と喜びの中スタートできたのが、マンションを購入して一番良かったと思うことです。
②初めて買ったマンションを売却することに
新築で購入したマンションでの生活が5年近くになったころ、主人の父から、「仕事で使っていた土地を退職に伴い使わなくなった」との連絡が入りました。
そちらの土地は、東京23区内。私たちが将来家を建てようと考えていた土地です。
こんなに早く退職されると思っていなかったので驚きましたが、娘が2歳でまだ幼稚園にも通っていない今、転居するタイミングなのではないか、と判断してマンションを売却することにしました。
そして、「築5年」というタイミングも売却を決めた理由の一つです。
関連記事→築5年マンションを売却する!資産価値と築浅物件を高く売るポイント
というのも、新築マンションは固定資産税の面で5年間軽減税率が適用されています。
翌年からの固定資産税は、1.5倍以上にもなるというタイミングでした。
娘の幼稚園も転居した後に探さなければならないので、急いで不動産会社に連絡をしました。
③マンション売却を依頼する不動産会社を選定!
候補は、「三井のリハウス」、「東急リバブル」、「野村の仲介+」の3社。どの不動産会社も知名度があり、リハウスとリバブルは駅前の目立つところにある、野村については査定依頼が簡単だったから、と選んだ理由は安易なものです。
早速3社に査定依頼をすると、すぐに査定結果が。金額はどこもあまり大差がなく、2,600万円~2,700万円程という査定結果でした。
※ワンポイントアドバイス!今回のケースでは築浅物件、人気の物件という事もあり、あまり査定額に差が出ませんでしたが物件によっては数百万円以上の差が出る事は珍しくありません。
当時のローン残債が、2,500万円ちょっとだったので、ひとまずローン残債より高く売れそうだと安心しました。
野村不動産については査定結果を比較するためと思っていたので、リハウスとリバブルの二者択一。
どちらでも良かったのですが、先に伺ったリバブルが、「今媒介契約を締結してくれたら仲介手数料を20%引きにする」と提案してくれたので、東急リバブルにお願いするこにしました。
こちらも安易な理由です。おそらく築5年、駅近物件ということで、リバブルの方も手数料を割り引いてでも欲しかった物件だったのでしょう。
希望していた大手の不動産会社に、しかも手数料割引で売却依頼できるということで即決しました。
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参考→売却するならどっち?!大手不動産会社でマンションを売るメリット
媒介契約をその場で締結し、程なくして物件内外の撮影などをしてマンションが市場にでました。
売出価格は、少しチャレンジして2,730万円。2,650万円位で売れればいいなと思いつつ、少し高めに設定して反響を待つことにしました。
有名なSUUMOやHOME‘S、そしてathomeなどに掲載されている我が家を見ると、恥ずかしいような嬉しいような変な気がしたのを覚えています。
東急リバブルは、「さすが大手」という手厚いサポートをしてくれました。
床や壁の軽微なキズや汚れの補修、各設備の点検など、不動産会社はここまでやってくれるものなのか。と感心したほどです。
④多数の内覧が!反響が良かった初めてのマンション売却
さて、売りに出してみての反響ですが、それはそれはたくさんありました。内見は、週末には必ずといっていいほど入りました。
また、休日だけではなく、平日に見に来る方もいらっしゃいました。
リバブルの担当の方が言うには、電話やインターネットからの問い合わせも100件単位であるとのことでした。
これは売れるのも時間の問題か?と思っていたら、内見の方が多くても購入には至らない状態が2ヶ月ほど続いたのです。
売却ができる可能性が高い目安は3ヶ月程とは知っていたものの、その2ヶ月は非常に長く感じました。
「やっぱり価格が高すぎるのかも?!」「うちが汚い?!」など、あることないこと色々考えてしまいます。
しかし、内見希望の方は後を立たないし、掃除もいつも以上に念入りにしている…焦ってもいけないとそのまま待っていると、ようやく1件の購入申し込みが!
⑤マンションに申し込みが!価格交渉と反省点
その方は売出当初からマンションを気に入ってくれていた方で、ようやくローンの仮審査が通ったということでした。
しかし、購入希望価格は2,630万円。100万円もの値引きを交渉してきました。
ですが、私たちも悠長にしていられる身分ではないし、せっかく購入を希望してくれている…でも100万も値引きしなきゃいけないの?…そんな葛藤の中、チャレンジ価格だとは思っていましたし、最初から売却希望価格としていた「2,650万円」という数字を提案してみました。
購入希望額には届かないにしても、私たちにとっては80万円の値引きです。すると購入希望者の方はあっさりOK。
「え?いいの?」と少々拍子抜けです。
やはり値引き交渉とは、駆け引き。一切の値引き応じない、購入希望額を承諾するだけが返答じゃないんだなぁと感じました。
関連記事→マンション売値の決め方ー売る時の適正価格のつけ方と売却相場
⑥いよいよマンション売却完結!代理人となり契約をかわす!
売却金額も決まり、晴れて契約の運びとなりました。主人は仕事が忙しかったため、私が代理人となって契約をおこないました。
重要事項説明の読み合わせや、各書類への署名捺印などで、時間はおよそ2時間。
所有者である自分もあまり知らない、地域の条例やマンションの詳細な説明など、私も「へー!」というような内容で、あまり時間ほど長く感じませんでした。
なにより、人生で何度もすることではない不動産売却の契約に立ち会えたことは、私自身いい経験となりました。金額は2,650万円。
ローン残債が2,500万円程でしたので、仲介手数料などを支払い、ローンを完済して、少し資金が手元に残った感じです。
初めてのマンション購入から売却までまとめ
今回マンションを売却したわけですが、ローン残債を大きく下回っていたら売却はできませんでした。
一般的にマンションは築5年を迎える頃には、分譲時から20%程価値が落ちていてもおかしくはありません。
ローンを完済して売却できたのは、購入時に「資産価値が落ないマンションを選ぶ」と熟考したおかげです。
購入するマンションを選んだ過去の私たちに、「ありがとう!」と言いたい気分です。
当初5年で売却するとは思っていませんでしたが、結果的に、娘が物心ついてからの転校などをしなくてよいこと、固定資産税の軽減措置が終わる前に売却できたこと、ローンを完済できたことから、この時期に売却して本当に良かったです。
こうして20代でマンションの購入と売却をした私ですが、今は義父が仕事で使っていた土地に新居を構え生活をしています。
娘は3歳になろうとしており、来年度から通う幼稚園に無事入園が決まりました。主人の実家が近いため、主人が通っていた幼稚園です。
新居は贅沢にも注文住宅で自分が間取りを決めた一戸建て。
今の生活は、マンションを購入して売却したという経緯のもとに成り立っています。
不動産という大きな金額が動く売買は、将来の生活に大きく影響を与えるものです。「将来の売却を見据えて物件を選ぶ。」購入時こそ、慎重におこなうべきかもしれません。
とはいえ私の場合は、売却した時期が2015年ですので、比較的不動産市場における景気が良かったこともいい結果に繋がった所以です。
「売却の時期を見極める。」これも売買には重要なことだといえるでしょう。
購入も売却も、マンションの資産価値を考えておこなうことが、よりよい生活を送ることに繋がるのではないでしょうか。
また、マンションの価値は先述の通り、築年数と共に下落していきます。『マンション売却』が頭に浮かんだらいち早く売ってしまう事が賢明です。