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もくじ
マンションを売る時の退去のタイミングはいつ?
マンションを売りに出したら、いつ出ていけばいいのでしょうか。
「売りに出したら住んではいけないの?契約したらすぐに出て行かなきゃいけないの?」
退去しなければならない時期が分からなければ、大きな不安が残りますよね。
住み替えを希望されている人に至っては、新しいマンションが決まらなければ退去したくてもできません。
結論からお伝えすると、マンションを退去するタイミングは、買い主との相談の上で決められます。
自分だけの都合だけで期間を決めることはできないので、余裕を持った引っ越しプランを立てておかなければいけません。
今回の記事では、現役不動産営業マンの筆者がマンションの退去に関するギモンについて、わかりやすく解説をしていきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
①退去するタイミングは自分で決められる
マンションを売りに出したら、所有しているマンションは商品となります。
しかし、売主が住みながら、マンションの売却活動をすることは可能です。
『マンション売却』といっても、買い換えや賃貸への引越しなど都合もさまざまでしょう。
次の住まいの準備は絶対に必要ですが、売りに出しながら新しい住まいの準備をすれば問題はありません。
基本的にマンションの売買は、2段階のステップがあります。
①契約書にサインをしたり、買主から売主に手付金を渡し契約する
②後日、残代金の精算とマンションを引き渡す
①の契約する日から、マンションを引き渡す日までの期間は、売主と買主で相談して決めることができます。
一般的には1カ月前後で設定されることが多いので、半年や1年の期間を希望するのは問題となる場合があります。
ただ、買い主側が納得していれば、①から②のステップの間を数カ月設けることも可能なのです。
②マンションの内見について
売却中のマンションに住んでいる状態でも、内見はもちろん入ります。
部屋をいつも以上に綺麗に清潔しておく事は必須ですが、家具などはそのままにしておいて構いません。
むしろ、空室の状態より生活感のある方が、買主にとっては、購入後のイメージが湧きやすい場合もあります。
内見が入った際には、不動産会社から「○日○時に内見をご希望の方がいらっしゃいます。よろしいですか?」と一報が入ります。
せっかく入った内見希望ですから、なるべく断る事のないようにしましょう。
内見希望者との出会いは縁ですから、たった一度内見を断和ってしまったがゆえに、売却活動が長引くようなケースもあります。
内見は土日祝日に入る事が多いので、なるべく予定を入れないようにしておいた方がいいでしょう。
売却期間中は長期の旅行なども、控えた方が賢明です。
そして、大事なのは、常に部屋の中を綺麗にしておくことです。
思わぬタイミングで急に内見が入る場合もあるので、常日頃からの準備が大切になります。
参考→マンションを売る時の内見対応ー売却率をあげる9つの内覧ポイント
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③マンション売却後の退去の流れ
ここからは、売買契約を結び、実際の引き渡しまでの流れについて解説しておきます。
引き渡しまでに退去
売主は、契約日から引渡し日までの間に退去する必要があります。
余裕を持って、引渡し日の数日前までに引越しを済ませ、一切の荷物がないようにします。
引渡し日に買主から残代金をもらい、売主から所有しているマンションの鍵を全て買主側に渡せば、晴れて引渡しの完了となります。
設定された引渡し日は、買主、売主双方の合意があれば、早めることも可能です。
予定より早く転居先が決まった場合などは、買主側にマンションの引渡しを早めてもらう打診をしてみてもいいでしょう。
買い換えの場合は注意が必要
マンション買い換えの場合は、事前に不動産会社と買主側に伝えておかなければなりません。
買い換えは、購入する新居も同時または事前に引き渡してもらわないと、売主の住む場所がなくなってしまいますから、スケジュールの調整が難しくなります。
この場合、買い換え時の特約として、売却時、残代金を精算した日から更に引渡しの猶予期間を設けることが可能です。
つまり、残代金を買主から受領した後も、1週間などの期間、売主は引っ越す時間の猶予を与えられるという特約です。
この特約を契約時に結んでおけば、残代金決済をした後も一定期間住むことができますから、この期間に新居の引渡しを受けて引越しすればいいことになります。
スムーズな買い換えのために
スムーズな買い換えのためには、マンションを売り出すと同時に、買い換え先のマンションも探し始めることです。
マンションの買い替えに関しては、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事→マンションの住み替えのタイミングはいつ?プロが費用や手順・税金のギモンを解決!
マンションを売りに出すと、明日にでもマンションは売れる可能性があります。
同時進行で、売りと買い、両方の作業をしなければなりませんが、マンション売却は相手があってはじめて成立します。
買主の事を考え、なるべく契約から引渡しまでの期間を長くしすぎないためにも、売却が決まったらすぐに購入に向けて動けるようにしておくことが大切です。
マンションを売却する前にしっかりとマンションを売る時の流れを把握しておく。このことが非常に重要です。
退去のタイミングは不動産会社と相談して決めるのが一番
契約から引渡しまでの期間は、買主側もローンの場合は本審査を通さなければならないので、買主の都合、売主の都合を考慮して設定しなければなりません。
この時、買主と直接話し合う必要はありません。
お互いの不動産会社の担当者を通して、決めていくことになります。
ご自身の担当の方には、あらかじめ契約が決まった時の引渡しの時期などの希望をしっかりと伝えておくといいでしょう。
また、いざ契約が決まった時、慌てて転居の準備をしなければならないことがないよう、引越し会社や引越し先の目星を付けておく事も大切です。
マンションを売る時の退去のタイミングー出ていかなければいけないのはいつ?まとめ
売却した時の退去の時期は、売主の希望で決められることができます。
しかし、売買とは相手があっての事。買主のことも考え、相手の都合を考慮して決めることが必要です。
自由に決められるとは言え、あまりにも引渡しまでの期間が空くことは賢明とは言えません。
買主側はローンの本審査が終わり次第入居したい方が多いですし、間が空くことで心変わりをしてしまう可能性も少なからずあるのです。
契約したからといって、引渡しまで安心ができないのが売買契約です。
スムーズに引渡しまで完了させるためにも、引越しや新居のご準備は計画的になさってくださいね。